「この案件、儲かりそうなんですけどどうですか?」
特に駆け出しの直後だったりすると、こうした連絡をいただくことがちょくちょくあるのですが、最近そういう系のお話にはなるべく近寄らないようにしています。だってつまんないもん。
お金を第一目的として行動するとろくなことが無い。というのは至るところで聞く話ですが、果たして本当にそうなのでしょうか?
自分の中では既に答えが出ていて今更感があるのですが、ゆくゆくこういったテーマも広く一般に普及していくつもりなので改めてポストしておきます。
- 何のためにやるのか?
- お金を稼げたらそれは良いことだけど、お金のためにやるのか?
- 高い報酬が約束されているからパフォーマンスが上がるのか?
について考察した記事です。
高いパフォーマンスを発揮するためには報酬が大事なのか→否
従来の当たり前のように行われている報酬(インセンティブ)と罰による外的な動機づけではなく
自分のためにやる。それが重要だからやる。という内なる動機に基づく方が、圧倒的にパフォーマンスは高いのだそうです。
多分肌感覚でも同じなんじゃないかな。
自分自身もサラリーマンとして日中仕事をするよりも、休みの時にしこしこブログを書いている方が圧倒的に楽しかったり、冬はスノボに毎週のように出かけているときのほうが、圧倒的に充実しているのです(それらをお金に換える方法については別途論じるとして)。
報酬がモチベーションに比例するかというと、そうではない。ということがもう何年も前に説かれており、非常に分かりやすい動画があるので併せてご紹介しておきます。
平たく言えば、「好きだからやる。」というのは「お金のためにやる。」ことの比ではないぐらいその人自身のクリエイティブさが発揮されますよ。って話。
お金を動機にしたほうが効果的に働く作業もあるのだが、その効果は限定的で、現代の仕事環境には既になじまない。
肌感覚で多くの人が体感している事と、世の中の大多数の会社が採用する報酬体系はミスマッチが甚だしい。って動画です。
目先の日銭を稼いだその先は?
仮にお金を第一として動いたとして、その後その人は幸せになれるのでしょうか?その人の人生はそれで満たされるのでしょうか?
私の例を取り上げてみましょう。
自分自身も以前の職場で、
- これだけの成果を出したら報酬はいくら
- これだけだったらこれこれ
という条件を提示されたことがありましたが、ものの見事に一瞬でやる気がなくなった経験があります。隣で一緒に働いていた仲間も同じでした。
「結局僕のことをコスト・駒としてか見れないんだな。」と。残念ながらこう思ってしまっていたのです。
組織として行動をする以上、組織の価値観や目標に沿うような振る舞いは求められますが、←これと、個人の価値観や目標とが死ぬまで一緒。ということは断じてありえません。
サラリーマンを辞めた→しばらく物販の会社でお世話になった。
こうした職歴があるのですが、どちらの職場でも「うーん。やっぱりいまいちしっくり来ない。なぜここまでやる気が起きないのか?同じことを繰り返している・・・」という体験にまさにピッタリかさなる答えが、この本で説かれています。動画のおじさんと同じ著者です。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
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もちろん人によって、組織に属している方が良い、自分の好きなことをやりたい。と、主張は様々あるのですが、私の場合は圧倒的に後者です。もう、断然。文句なしに。
というわけで一度動画を見ていただきたいのですが、何が言いたいかというと、だからこそ、自分自身が本当にやりたいことに気づき、その価値に自分自身が気付く。というのがますます重要になってくるのだと思います。
そして、組織や相手を変えようとするより、自分を変えるほうが圧倒的に簡単です。
価値って何なのさ?ということについては、次の記事で書いていますので併せて読んで下さい。