「記事のチェックお願いします!」
「この記事、どうにかなりませんか?」
・・・と、記事のチェックや校正を依頼されることも増えてきました。
ブログの記事が読まれたか、読まれていないか。を測るのはPVだったりするのですが、書いている側の問題点としては
何が問題で読まれていないのかが分かっていない
ということが往々にしてあるんですね。
自分でブログを書いているときはかなり無意識にやっていることなのですが、今一度言語化して多くの人に役立てたいと思います。
この記事の概略
読み手を惹き付ける記事の書き方を解説する。主にハウツー記事の書き方に応用できると思う。
単に分かりやすく文書を書く方法だけではなく、何故あなたがその記事を書くのか?あなたでなければこの記事を書けない理由が明確になるでしょう。
記事の構成・骨組み
おおよそ、以下のような構成で組み立てます。
ターゲット設定
誰に向けて書くか。というのを一番最初に明確にしましょう。ここがぼやけていると、記事もぼやっとしたものになってします。
ハウツーの記事などでオススメなのは「過去の自分」に向けて書くことです。
タイトル
死ぬほど重要です。タイトルの付け方を参照
リード文
書き出しの2,3行のことです。ここで以下にターゲットを自分ごとにさせるかが重要です。
例「あなたは~~~なことで悩んでいませんか(←と書いておきながら、実際は過去の自分の悩み)」
「え!?私のことだ!」とドキッとさせる「そうそう、そうなんだよ!こういうことを俺も知りたかったんだよ」と思わせるぐらい、その人の私生活に重なるような文書を考えましょう。
ターゲットに青写真・バラ色の未来を見せる
自分事になった読者に、この記事を読み終わった後にどんな気持ちの変化が現れるかをイメージさせます。
快楽を得られるか、痛みを避けられるか、そのどちらかには必ず触れるようにしましょう。
例「私も同じように悩んでいたのですが、この事を知ってその後の人生が劇的に変化しました。そうですね・・・1日10回ぐらい怒り散らしていたのが、ほとんどなくなったのです。え?こんなに気楽で良いの?というぐらいストレスフリー」
ここまで来てようやく、「詳細を見てみよう。」と思われるのです。
記事の全体概要を俯瞰させる
その記事でお伝えしたいポイントをまずはじめに簡単に触れます。
例「この記事は~~について書いた記事です」
例「目次 1.~ 2.~ ・・・(←箇条書きで)」
というようなイメージです。
PREP法を使い内容を解説する
基本的に現代人は忙しいので、回りくどい文章は嫌われる傾向にあります。少なくとも私は嫌いです。
そこで、ビジネスシーンでよく使われることが多い「説明の型」PREP法を活用します。
結論から先に言う(PREPのP)
とにかく現代人は忙しいので、周りくどい説明は避けるべきです。よく使うのが、before→afterをはじめに見せてしまうこと。
その理由を述べる(PREPのR)
へぇ、こんな風に変化したのか!と興味を惹くことができれば後は順を追って説明するのです。
事例を幾つか出す(PREPのE)
自分自身の体験談を述べるのも良いですし、自分の考え・持論をより補強するために、客観的な意見として第3者の声を引用することも非常におすすめです。
ブログの場合使いやすいのはtwitter。キーワードを検索に書けると、同じようなことを言っている方がいるのでそれを活用すると良いです。
例
眠れぬ夜に、寄稿用の執筆作業。俺は相変わらず文章が下手だー。
でも、「SDS法」「PREP法」を試してみたらマトモに見えてきた。
つまり、勉強が足りなかったということだ!センスの問題ではない!
…ああ、そういう勉強しないとクソ文章ってことだからセンスはないか!— Land-Y (@Land_Y) 2017年6月12日
再度結論を言う
いわゆる、「まとめ」の部分です。簡潔に書いておきたいところのなのですが、ココが一番のミソです。
論理的思考が得意な方は「だから~~~が大事なんですよ」というぐらいでサラッと済ませてしまうと、よくあるハウツー記事と同じになってしまいます。
今回の記事を書くにあたり、自分の日常生活のどのシーンでどんな困りごとがあって、それが解決した時どんな気持ちや環境の変化が訪れて、結果どんな感動(喜び・怒り・悲しみ・笑い)があったのか。を書くのです。
ここに、あなたならではのカラー・あなたがこの記事を書く意義が生まれ、読者はよりあなたのことに共感してくれるのです。
背中を押す一文
最後に、読者に一歩踏み出してもらうために、背中を押す一文を書きましょう。
例「興味が湧いた方は、是非こちらからお申込みください」
例「もっと詳しく調べたい!というあなたには、こちらの記事がおすすめです。」
このあたりは書き手の在り方が出ますので、時には強く振る舞うことも重要です。
参考
PREP法について(Wikipediaより)↓
PREP法の一番の特徴は結論を最初に述べることであるが、これは話の聞き手側の集中力が最も強いのが開始直後の30秒程度であることから、最も強調したい事柄を最初に話し、強く印象付けることで説得力のある文書やプレゼンテーションを構成することが出来るからである。
また、冒頭に結論、つまり要点を持ってくることにより、何についての文書やプレゼンテーションなのかを聞き手側が把握しやすくなる。
また、冒頭で内容をイメージ出来るかどうかでその後の内容の理解度も変わってくる。
加えて、忙しいことが多いビジネスシーンでは結論を先に求められる場合が多いことからPREP法はビジネスシーンに適している。