お客様からお預かりした資料や、過去に作られた資料を何らかの事情で手直しする時、稀にルビ(読み仮名)がびっしり打ってあることがあります。
少々のルビであれば、ワードの標準機能を使ってルビの削除が可能なのですが、数ページにわたるルビを一度に削除するには、置き換えという機能を使わないといけません。
例にもれなく先日私も↑と同じような状況に出くわし、置き換え機能を使って一括削除をしようと試みたのですが、ファイルが古かったせいかどうもうまくいきませんでした。(それに、関数とか良く分からないし)
かといって1つ1つ手作業でやるのはとっても苦痛!
ということで、パソコンのマウスやキーボード操作の記憶ソフトを使って、このルビ消し作業を一括削除する手順をご紹介したいと思います。
事前に用意するもの
- お預かりしたワードファイル(*今回はサンプルの文章を用いて説明しています)
- パソコン操作自動化ツール「UWSC」
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UWSCというのは、パソコン操作(マウスのポインタやクリック、キーボード操作)を記憶・再生できる隠れた便利ツール。
これをうまく使うことで、単純作業を記録してループ再生することが可能なんです。[/aside]
[voice icon=”https://naka668.com/wp/wp-content/uploads/2017/07/19059382_1380472418739436_1847501425386218298_n-1.jpg” name=”中村” type=”l”]誰でもできる同じ作業を繰り返し行うことに病的な毛嫌い感がある私にはぴったりなソフトです![/voice]
同じことを数回繰り返すだけなら問題ありませんが、それが数十回となるとキーボードやマウスで操作していたら腱鞘炎になってしまいそうです。
そういう場合はパソコン操作を自動化するUWSCというソフトを使用すると手作業でゴリゴリ時間をかけていた作業が1クリックで終わるようになりますよ!
VBAなどのプログラミングができない方も簡単に操作を自動化できるので、プログラミング初心者にもおすすめです。
UWSCのインストール
こちらからダウンロードして、zipファイルを解凍してください。
解凍したら、UWSCというアプリケーションファイルを実行します。
基本的な使い方は、、、
1記録して→パソコン操作をする
2再生して、動作を確認する。
という手順です。
※初めに、設定→「余分な時間、マウス移動は記録しない」にチェックを入れておくと良いでしょう。
では実際にルビを消す作業を自動化してみましょう。
36秒目あたりまでが録画。→39秒目あたりから再生シーンです。
ルビを消す操作を録画→再生がうまくいきました。
うまくいったら、記憶した操作を「保存」します。
同じ作業をループさせる
作業をループさせる際には、
保存したファイルを「メモ帳」で開き(*ファイルはUWSCをダウンロードして解凍したフォルダの中にあります)
↓
ファイルの先頭に、「while true」と追加
文末に、「wend」と追加して、保存します。
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全体をWhileで囲います。テキストエディタでマクロを開き編集します。
while true //1行目に書く 無限ループさせたいマクロ wend //最後の行に書く
これだけで処理が無限ループされます。
参考→http://kobuji.me/tips/loop/[/aside]
そのファイルを呼び出して、、、
ルビを消したい行にカーソルを合わせて再生します。すると、、、
[voice icon=”https://naka668.com/wp/wp-content/uploads/2017/07/19059382_1380472418739436_1847501425386218298_n-1.jpg” name=”中村” type=”l”]素晴らしい!!!パソコンが勝手に作業をしてくれている!気持ち悪いぐらい鮮やか![/voice]
上手く処理がいった時のファンタスティック感は何とも言えない感動があります。
※ルビ削除が終わっても延々とループを繰り返すので、Escキーを押して終了してください。
まとめ
というわけで、UWSCというパソコン操作を記憶→再生できるツールを使った、ルビの一括削除でした。
マウスやキーボード操作の繰り返し作業であればいろんなシーンで応用が効きますので、ぜひトライしてみてくださいね!