最近感じていることを乱雑にシェアしたいと思います。
概要(この記事で言いたいこと)
1.色んな情報を総合的に勘案すると、マーケティングの概念をアップデートする時代になって来ている気がする。
2.従来の科学的オラオラ系マーケティングの終焉。(スキマが埋まるまでの間)
3.自然かアートに行きつく。そうなると自己実現や自己表現の世界
4.さらにその先は、、、集団的創造の世界
5.あなたが心惹かれることは何ですか?
はじめに
現在中村は、
- 5つぐらいのオンラインサロン((ファーストペンギン大学、先生相談室、箕輪編集室、あと自分のところで2つと))に入り、
- 同様なマーケティングやビジネスを軸にしたリアルのコミュニティにも2つ所属したり、
- Newspicsの有料会員になり最新の情報を仕入れたり((特にWEEKLY OCHIAIは秀逸だった))
- コミュニティ論((この本と、この本の中で紹介されている関連書籍一通り))について語られた本を読み漁ったり
平たく言うと様々なコミュニティに異常な興味関心を寄せ、自らそこに飛び込んで最新情報を仕入れつつ、時代の最先端を行く方や、現場で第一線で係わっている皆さんの息遣いをウォッチしています。
箕輪編集室にも入っている手前、毎月のように新刊が発売されるNewspicksbookは大体目を通しているのですが、どこも一貫しているテーマは「貴様は何者なのか、どうありたいのか」を世の中に対して問うているな。というのが中村的結論。
「これやりたいな。って思ったことを形にしていく」ことって、本来誰もが持つ人の普遍的な欲求だと思うのです。そのお手伝いをできるのが、やっぱり楽しいのです。
でも書いた通り、色んな情報を総合的に勘案すると「そもそも何がやりたいの?」が世の中全体に問いかけられている、すごく時代の大きなうねりの中にいるような感じです。
この、そもそも何がやりたいの?なんで?みたいな問いかけは、個人だけでなくあらゆる組織や団体に対しても同じように突きつけられているんじゃないかな。と推測。
こうした前提で、今の考えを整理しておきたい。そう思ったのがこの記事を書こうと思ったきっかけです。
1.色んな情報を総合的に勘案すると、マーケティングの概念をアップデートする時代になって来ている気がする。
ここで中村個人の話をしてみます。
サラリーマンを2016年でやめ、どうにか2年が立とうとしています。ありがたいことに、お金もちゃんと増えています。
自分と家族が暮らせる分稼げた現在、、、「・・・あれ、行きたかった場所に行けたけど、次何しよ」てなっちゃったんです。
中村の場合は、「よーし1億稼ぐぞー!」みたいな金額ありきではない別のところに価値観を感じているようです。
(実際に1つ前の職場で金額ありきの仕事にも係わったが、それで全然モチベートされなかった例↓)
仮にお金を第一として動いたとして、その後その人は幸せになれるのでしょうか?その人の人生はそれで満たされるのでしょうか?
私の例を取り上げてみましょう。
自分自身も以前の職場で、
- これだけの成果を出したら報酬はいくら
- これだけだったらこれこれ
という条件を提示されたことがありましたが、ものの見事に一瞬でやる気がなくなった経験があります。
(中略)
何が言いたいかというと、だからこそ、自分自身が本当にやりたいことに気づき、その価値に自分自身が気付く。というのがますます重要になってくるのだと思います。
んで中村の場合の今現在の答えは、「その人の活動やこの先、創り出そうとしているものに価値を感じている」ということになります。
誤解のないように言っておくと、中村のお客様含め他の方々の「あともう少しお金稼ぎたい。」という動機を否定するわけではありませんし、その奥にある真意と、中村の価値観やお手伝いできることがマッチングした場合はもちろんフルパワーでサポートさせていただいております。
物質的に豊かな時代に生まれてきた人が社会で活躍し始める世代になり、社会の成熟度が増してきた、、、マズロー的に言うと、承認欲求も満たされて自己実現欲求のステージになってきている人が増えてきた。
「さとり世代」と言うキーワードに代表されるように、資本主義自体がアップデートされようとしている。
何で売上上げたいの?
何でお金稼ぎたいの?
こういう問いかけに常にさらされていると言っても良いでしょう。
2.従来の科学的オラオラマーケティングの終焉。(スキマが埋まるまでの間)
さらには情報化の波です。
ブログを始めた4年前と比べたら恐ろしいです。
SEOが通用するのも隙間があるジャンルだけでしょう。スキマを見つけられた人は本当にラッキーです。
SNSが通用するのも時間の問題でしょう。圧倒的な発信量でカバーするか、、、切り口や隙間狙いになってくるでしょう。
身近に接する人たち(≒フォロする人、される人)以外には情報が届かなくなってきているのです。
そんな時に、時間と労力をかけてSEOに取り組む?ユーザー獲得のためにSNSに注力する?
情報はいつでも大体の物を仕入れられるようになっています。
「時間をかけて頑張って!」という発想自体がそろそろ終焉を迎えつつあり、リアルを攻めるか、コミュニティを攻めるか、コミュニケーションのやり方そのものをデザインする。そういったステージに突入しています。
自分自身がビジネスの世界に入ってたくさん失敗した結果分かったことが「相手の信頼(人格的な面と、能力的な面)を得る」これができれば仕事は来ます。別にブログもSNSも苦手な人は無理して頑張らなくていいです。
自分がすべての情報を処理できないのと同じように、お客様にとっても同じことが起きています。
将来の顧客候補とコミュニケーションが取れれば、、、言いたいことや伝えたいことがしっかりと伝われば、手段は何だって良いのです。
[aside type=”normal”]そういう意味では自分の信念や原点、これまで積み重ねた信頼や実績を見える化しておく(≒ブログなどにまとめておく)のはすごく強力ですよ。[/aside]
そこに加えて、「お金稼いだ先に何したいのですか?」という問いです。
先日、還暦を超えた歴戦の経営者さんとお茶をした際に
「今、中小企業の社長さんも、組織のあり方が自分でも分からなくなってきているようだ。人材が定着しない、社長自身が孤独を感じている。何がやりたかったのかが分からないらしい。。。」
と、お話しされるのを聞き、確信しました。
どうやらほんとにこのあたりの需要が多いんだな。と肌で感じている次第。
3.自然派/アート派に行きつく。自己実現や自己表現の世界
丸一日パソコンに座って仕事していると、とっても疲れます。肉体面で言えば、まるで良いことはありません。
週に1回は休まないと精神的にいろいろ危ないですし、疲れた時はだいたい温泉か公園に行きたくなります。というか、月1で行ってます。
私は、本能的に自然を欲しているのです。キャンプやアウトドアが人気なのも同じような考えの人が多い証拠かなと(もちろん人によりますよ)
ちなみに私の妻は、カラオケに行って歌や踊りを独りで楽しむことで、どうやらイキイキするようです。
どういうことかと言うと、生活の不安やお金の不安が消えてくるに従い、自然派志向か、アート志向かだいたいどちらか(両方の場合もある)に寄ってくる(抽象化される?)のかなと。
マズロー的に言えば、
安全が確保されて→自分が属する場が複数あって→自己承認できて→自分が活躍できてうまく回ってきたら→自分らしい生き方を追求する。みたいな流れになってくるのかなと。
非常に有名な「メキシコ人の漁師とコンサルタントの話」とも重なる部分がありますね。
(中略)
コンサルタントは興奮気味に答えます。
「ここからが最高ですよ。あなたの会社を株式公開して、自社株を大々的に売り出すんです!あなたは巨万の富を手に入れ、一躍億万長者に成り上がるのです!」
「巨万の富か…それで、次は?」
コンサルタントは満面の笑みで答えます。
「そしたら、大金を持って早期リタイヤですよ!あなたの好きなことがなんでも出来るんです!遅くまで寝て、魚を少しばかり獲って、子どもと遊び、妻のマリアさんと一緒にゆっくり昼寝をして、夕方頃には村に散歩に出て仲間たちとワイン片手にギターを弾いて楽しんだりできるでしょうね!」
(あちこちでコピペされているようですが、、、私が初めて知ったのはこの本を読んでから。)
理想のライフスタイル
理想の働き方
「自分のスタイル」って何だろう?
・・・と、うすうす気づいている方も多いんじゃないかなと思います。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)
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読了。
これからの時代、一人一人の美学を磨けと言うメッセージ。
何も大それたものではなくて、
自然いっぱいの暮らしがしたい。
家族と毎日美味しいご飯が食べたい
世の中をひっくり返すリーダーを支えたい
死んでも家族を守りきる
とか、全部美学。#NewsPicksアカデミア pic.twitter.com/SGwvZiBVxF
— 中村さん/伝える力 (@unakamuraya) 2018年6月8日
「道を極める」は、昔の人は当たり前のようにこれをやってきていました。
趣味のスノーボードでも(*資格は無いものの、実はインストラクターぐらいは滑れまして)ある程度上手くなると、上手くなる過程そのものが楽しかったり、仲間と楽しいことをしたり、自分なりのカッコイイ「スタイル」を追求するようになるのです。
こういうものこそ、美意識以外の何物でものないような気がします。
あまりこの辺の話をできる人って少なくって「あれ?マイノリティーなんかな??」と思うのですが、スピや占いに詳しい方は当たり前の世界ですし、田舎のおじいちゃんおばあちゃんにとっても当たり前。
皆さんの好きなスタイルは何ですか?
4.さらにその先は、、、集団的創造の世界
まずは一人の人間として、自分の好きを明確にできること、、、答えは自分の内側にしかありません。
その軸に沿って活動できる。というのが第1の目標かなと思います。
興味ある人をフォローするのがいいでしょう。何なら身銭を切って会いに行くともっと良いでしょう。
その先は、、、好きの価値観が同じ人たちで集い、創造していく世界になるでしょう。というか既になっています。
リアルやオンラインのコミュニティがまさにそれ。
コミュニティ同士のコラボなんてのも、最先端の事例でしょう。
「集団的創造」←この言葉はチームラボの猪子さんの言葉をまんま借りました。
既に2016年から言われているのです。
色んな専門性がある人達と一緒に何かを作っていくことが重要になっていく
2018/6/6に配信されたこちらの動画もすさまじい内容です。
これはほんとすごかった。
・アップデートしたい人が主体的でビジョン持ってるし
・そこに箕輪さんと落合さんという2人の天才の掛け合い
・さらに視聴者からのコメントがアイディアを刺激し
・最後は時間内にやるべきアクションがまとまる。
「どうありたいか」が先にあるから、奇跡が起こる。 https://t.co/uGviEqaL7R
— 中村さん/伝える力 (@unakamuraya) 2018年6月7日
全ての境界が溶けてなくなっていくこの時代に、あなたは何をしますか?
その人の人柄や雰囲気・数値化できない「好き」が選ばれる基準なんだろうなと思います。
だからこそ、自分なりの美学を追求するのだと。
何を美しいと思い、何に心惹かれるのか。その感度を常に磨いていきたいと思います。
まとめ
中村は単に美しくあるのと、今この瞬間を楽しむことが好き。