6月19日、この日は対面でAI活用勉強会を開催しました。
参加されたのは、福井で地域のチャレンジを応援されている経営者の方。すでにClaudeを毎日使われている、いわば「AIに慣れている」方です。

それでも、開催前のモヤモヤ度を聞くと「100」とのことでした。理由はこんな「めんどくさい!」が片付かないままだったからです。
・SNSとホームページの更新が後回しになり、半年前の情報で止まっている
・県の表彰や大学での講義など、せっかくの実績がどこにも残らず埋もれていく
・応援しているチャレンジャーさんの進捗が頭の中だけにあり、毎回「前回どこまで話したっけ」とやり直す
・大学の授業(250人×15回)のレポート採点に、毎年ものすごい時間がかかる
…という、活動の幅が広い方ほど抱えがちな作業を、AIでどう軽くできるか一緒に試しました。
ただ、この日いちばん時間をかけたのは、個々の作業の時短ではありませんでした。「AIの使いこなしには上流がある」という話です。
多くの方は、AIを「何でも相談できるボックス」として使っています。質問して、答えをもらって、コピーして貼る。それでも便利ですが、そこで止まってしまいます。
そこから一段上がると、AIに「作業を頼む」のではなく、AI自身の動き方に「こう動いてね」と伝えられるようになります。
たとえば「最初にこの資料を読んでから作業して(交通整理)」「一度のやり取りを、必ず次の改善に活かして(ループ)」「出した成果が本当に成果につながったか、あとで振り返って(評価)」といった具合です。
ここまで設計すると、AIは「何でも相談ボックス」から「自分の右腕」に近づいていきます。実際にこの日も、ご本人の活動全体を見渡す”思考の地図”を一緒に作るところから始めました。
もちろん、AIだけで何もかもが完全に自動化されるわけではありません。
最後に人が判断する場面は必ず残りますし、金額や個人情報を扱うところは人の確認が前提です。それでも、これまで後回しにしていた発信や記録、評価の”下書き”までAIに手伝ってもらえる景色が見えてきました。
「AIをお悩み相談の”何でもボックス”だと思っていました」
「根っこ(上流)が分かると、どこまでできるのかが見えてきました」
と、嬉しい言葉をいただきました。終わったときのモヤモヤ度は、100から30まで下がっていました。
今後も、経営者の方や地域で活動されている方の「日々のめんどくさい!」を、上流の考え方ごと少しずつ軽くするAI活用術をお伝えしていきたいと思います。